映画『君たちはどう生きるか』感想・レビュー

君たちはどう生きるか アニメ

映画『君たちはどう生きるか』を観る。

君たちはどう生きるか

画像出典元:スタジオジブリ
◆◇レビュー◆◇
10年ぶりの宮崎駿監督の新作長編は、公開までなんの情報も予告トレーラーもなく、鳥と、吉野源三郎氏の小説の同名タイトルのイラストのみ。吉野源三郎氏の小説も読んでいない。全くのまっさら、ノイズのないままで映画を観られることは、わくわく感がある。

映画は、思春期の少年の成長物語だと思った。
主人公の少年、「まひと(眞人)」という名前に意味を感じ、すでにしょっぱなからそんな目線で観ていたからかもしれない。
家族との関係、転校した先の学校での同級生との関係、自分の生きている世界に対して醒めた気持ちでいる、そんな眞人の心の機微を追うように観ていた。
異世界の大叔父との対峙したときの「眞人の答え」、眞人が選んだ、自分が生きている世界へ時空の扉は、大人への扉であったように思う。
誰も友だちと思わなかった眞人がアオサギを友だちだと言え、「父の好きな人」と表現していたおばさんを義母と受け入れ、そして自分の中の悪を認め、自分の世界で生きていく覚悟が伝わってくるラストは、清々しかった。
老婆たちや、キリコさん、わらわら、ペリカン、インコたちは、馴染んできたジブリ映画だったし、綺麗すぎない温かみのある絵も、私の好きなジブリ映画だった。
個人的に気になることがあるといえば、数ある種の中で、ペリカンとインコだったのは、なんの象徴なのだろうか? 答えがあるのであれば、知りたい。
それから、久石譲のピアノは随所で効果的であり、素晴らしかった。
原作・脚本・監督:宮﨑 駿
製作:スタジオジブリ

公開日:2023/07/14
上映時間:124分
配給:東宝

主題歌:「地球儀」米津玄師
音楽:久石譲
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