本『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』感想・レビュー

師匠はつらいよ 0一般

本『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』を読む。

◆◇レビュー◆◇
 面白かった。読みながら、クスクスっと笑いがこぼれるひとときは、心の充電になった。
 エッセイには、日常の人間ドラマがぎゅっと詰め込まれている。そんな日常の出来事を描いた杉本師匠のユーモアセンスあふれ、ウィットに富んだ文章には楽しい気分になる。読後は、爽やかな風が通っていったような明るい気持ちにさせてもらった。
 今に至るまで、私は師弟関係の世界とは無縁である。師匠と呼べる人がいる人生、弟子がいる人生を妄想し、そういう人生に憧れを抱いてしまった…。(最近見たアニメ、「葬送のフリーレン」でもエルフの魔法使いフリーレンには、フランメという大魔法使いの師匠がいたっけ)
 杉本師匠の人間の大きさ、懐の深さは、藤井八冠をはじめ杉本師匠の弟子たちにとっては、いつまでも大きな存在であり続けるに違いない。本を通し、杉本師匠の人間性に触れ、人として尊敬できる素敵な方だと思った。
 エッセイは、週刊文春にて現在も連載中のようである。連載が200回を迎えたら、また単行本化になるに違いない。楽しみである。その時、藤井八冠はどんな記録を打ち立てているのだろう。
 連載が始まった2021年4月当時、藤井八冠は二冠だった。それが、この2023年10月に史上最年少で永瀬拓矢から王座奪取、八冠を達成した。わずか、2年半の出来事である。すごい人と同じ時代に生きている…。

概要
スゴすぎる弟子をもった師匠の思い
次々とタイトルを奪取し、将棋界を席巻する天才・藤井聡太。その師匠である著者が、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事を綴ったエッセイ集。

概要 出典元:文藝春秋
著者:杉本昌隆

定価:1,600円+税
発行:2023/6/10
発行所:株式会社文藝春秋
サイズ:四六判変型 264p
ISBN:978-4-16-391707-8
Cコード:C0095
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