漫画『君たちはどう生きるか』感想・レビュー

漫画君たちはどう生きるか 0一般

漫画『君たちはどう生きるか』を読む。

◆◇レビュー◆◇
宮崎駿監督作品の映画『君たちはどう生きるか』を観て、この漫画を読みたくなった。
原作の物語が出版されたのは、1937年(昭和12年)。「人間を人間たらしめるもの」の真理は、不変なのだ。時代背景には歴史を感じるものの、主人公のコペル君…中学生の少年に起きる出来事、いじめや格差など、今と何が違うだろうか。だから問いかけ、メッセージがが、心にまっすぐ響いてくるのだと思う。そして、自分の未熟さに気づき、自分と向き合うことになるのではないだろうか。
物語の中に、「僕たち人間は、自分で自分を決定する力を持っているのだから」という一文がある。この本は、生きていく力を持てるよう導いてくれると思う。DNAが親から子に受け継がれていくように、歴史がこの小説をずっと受け継いでいくだろう。
ただ、1937年という時代は、現代とは違う空気も感じる。「立派な人間」という言葉が、幾度となく出てくる。コペル君の亡くなった父、母とおじさんは、コペル君が「立派な人間」になることを、本当に心から強く願っているのだ。もし、コペル君が少年ではなく、少女だったら…。両親は娘に、おじさんは姪に、「立派な人間」になることを、そこまで強く願っただろうか。現代という空気を、コペル君とおじさんなら、どう感じるだろうか。

概要
多くの人の人生に影響を与えた不朽の名作
人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!

概要 出典元:マガジンハウス
原作:吉野源三郎
漫画:羽賀翔一

定価:1,300円(税抜)
発行:2017/08/24
発行所:マガジンハウス
サイズ:A5判 342p
ISBN:978-4-8387-2947-0
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