映画『ミステリと言う勿れ』を観る。
◆◇レビュー◆◇ ドラマの方は、原作が好きな漫画「BASARA」の田村由美と知り、毎週楽しみに観ていた。映画公開前のスペシャルドラマも観た。そして、ついに心待ちにしていた映画を観てきた。 私にとって、この作品は犯人は誰かということや謎解きといったところが魅力なのではない。実際、今回も犯人の目ぼしは早い段階でつく。久能整くんの、モノとヒトの観察眼が面白いのだ。そして、その観察眼からミステリから事実を炙り出し、たたみかけてくる言葉は鋭く重く、私にまっすぐ届くのだ。 子どもの心を、”固まる前のコンクリート”だと表していた。狩集汐路(かりあつまり しおじ)だけではなく、車坂朝晴(くるまざか あさはる)にも、子どもだったときに親から落とされた物の跡が残っているのだろう。哀しさを覚えた。しかし、映画もドラマもこの作品の後味は決して悪くはない。
概要
概要・アイキャッチ 出典元:東宝 映画『ミステリと言う勿れ』公式サイト
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)、赤峰ゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった… 次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。 そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった―――。

監督:松山博昭 脚本:相沢友子 原作:田村由美「ミステリと言う勿れ」(小学館「月刊フラワーズ」連載中) 音楽:Ken Arai 主題歌:King Gnu「硝子窓」 公開日:2023/09/15 上映時間:128分 製作:フジテレビジョン、小学館、TopCoat、東宝、FNS27社 キャスト:菅田将暉、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、でんでん、野間口徹 、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウ 他


